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2007年3月 2日 (金)

個人型確定拠出年金を徹底比較!

2008.07.12 加筆

下記記事は執筆当時(2007年3月)のエントリーです。現在はEトレに外債インデックスが増え、またスルガ銀行というとても魅力的な選択肢が加わっていますので、それらも踏まえてご検討ください。

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水瀬ケンイチさんのブログ「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」に先週、 確定拠出年金についての記事が起稿されました。その記事についてのコメントのなかで、市民さん から確定拠出年金について貴重な情報をいただきました。

僕は確定拠出年金(日本版401K,DC)の制度がスタートした直後のかなり早い時期に、日本生命の確定拠出年金プラン に加入し(自営業なので1号個人型)、その後、イートレード証券が「残高50万円以上で運営管理機関の口座管理手数料無料」というプランをひっさげて、颯爽とDCに参入してきたときに、すぐに日本生命からイートレードに運営管理機関を変更しました。(この時点ですでに残高50万以上あったので、最初からイートレードの口座管理手数料を払わずに済みました)

それ以降、先週まで何の疑いもなくイートレード証券で拠出を続けてきましたが、件の水瀬さんの記事がきっかけで、あらためて調査してみたところ、イートレード証券を上回る運営管理機関を2社(岡三証券あいおい損保 )みつけましたので、イートレードを含めた3社を比較し、その結果もっとも評価が高い運営管理機関に変更することにしました。

【前提条件】

  • 目標アセットアロケーションを[日本株32% 日本債券8% 外国株25% 外国債券25% 不動産10%]に設定し、コストの比較を行いました。
  • イートレードの口座管理手数料無料のメリットは、僕の現在のDC資産残高で計算すると、信託報酬0.1%強に相当します。例えば、DC資産残高の規模が50万円~100万円くらいの場合は、イートレード手数料無料のメリットがとても大きいものとなりますので、結論が異なってくると思います。
  • この評価は、僕の独断と偏見による評価であり、第三者に伝わりにくい”感覚的な”要素も判断材料としています。この記事をあまり鵜呑みにせず、話半分くらいにとらえたほうがいいと思います。

■目標アセットアセットアロケーションの信託報酬(カッコ内は信託財産留保額)
 △イートレード...0.896%(0.088%)
 ◎岡三証券...0.512%(0%) ※バランスファンドを使用しない場合は0.621%(0%)
 ○あいおい...0.572%(0.08%)

■商品ラインナップ
 ×イートレード...外国債券にパッシブ型がなく、グロソブを使用せざるを得ない
 ○岡三証券...バランスファンドの信託報酬が激安
 ◎あいおい...パッシブ型は総じて手数料が安く、DCトヨタグループ株式ファンドや米ドルMMF,物価連動債ファンドなどの魅力的な選択肢もあり

■スイッチング、リバランスなどの利便性
 ○イートレード...月1回スイッチング
 △岡三証券...バランスファンドを使用した場合、リバランスが少し不自由
 ◎あいおい...原則としてスイッチングに制限なし

■ホームページの出来(力の入れ具合) ※案内トップページから推測
 ◎イートレード...とくに問題なし
 △岡三証券...チープなイメージを持ちました。特に資料請求の手続きが×
 ◎あいおい...とくに問題なし

■加入案内資料の出来(力の入れ具合)

 △イートレード...白黒コピーのホチキス留め(資料請求者が少ないと推測)
 △岡三証券...白黒コピーのホチキス留め(資料請求者が少ないと推測)
 ◎あいおい...しっかりとしたカラーのパンフレット (資料請求者が多いと推測)

■リスク要因
 ○イートレード...残高50万円以上で手数料無料というのが永続するかどうか
 ○岡三証券...バランスファンドは突出して優れているが、それに依存しすぎる
 ◎あいおい...特に問題なし

■その他特記事項、所感など
イートレードはとにかくパッシブ型外国債券ファンドが用意されていないのが痛い。
岡三証券は、バランスファンド(マイセレクション)の低コストが光る。加入時に手数料1050円を店頭で支払うか銀行振込しないといけないのは× 
あいおいは野村と提携したプランであるが、提供商品はあいおい損保が選定しているため、大手と同じような力の入れ具合で安心感を残しつつ野村に比べて格段に優れた商品を提供しており、すべてが平均点以上で上手くまとまっている感じ。

<<結論>>
コスト面は岡三証券があいおい損保を信託報酬0.06%程度上回るが、商品の品揃えや利便性などはあいおい損保が格段に優れており、甲乙つけがたい評価となりました。
あいおい損保は債券ファンド(日本および外国)のコストが、岡三証券よりも低く設定されており、将来的に債券のウェイトが増えた場合に両社間のコスト差が縮まること、また(僕の嗜好ですが)ポートフォリオ理論にもとづいていろいろと調整しやすいこと、ホームページや資料から感じ取ったDCに対する力の入れ具合などを勘案し、最終的にあいおい損保を運営管理機関にすると決定し、移管手続きを開始しました。

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コメント

タロットさん
はじめまして。
効率的フロンティアシートのご提供、ありがとうございます。
ありがたく使わせていただいてます。

さて、個人型401kですが、ぼくも昨年の加入時に運営管理機関をどこにするかさんざん迷い、百五銀行に決めました。

あいおい損保は、401k商品の品揃えが豊富ですね!
ウェブ上では信託報酬を閲覧できなかったので、まったくノーマークでした。
百五銀行より安いでしょうか?

ちなみに百五銀行の信託報酬は――
●三菱UFJ ライフセレクトファンド(安定型)…年率0.714%(税抜0.68%)
●三菱UFJ ライフセレクトファンド(安定成長型)…年率0.777%(税抜0.74%)
●三菱UFJ ライフセレクトファンド(成長型)…年率0.84%(税抜0.8%)
●ニッセイTOPIXオープン…年率0.525%(税抜0.5%)
●東海3県ファンド(確定拠出年金)…年率1.029%(税抜0.98%)
●三菱UFJ システムバリューオープン…年率1.575%(税抜1.5%)
★DIAM外国株式インデックスファンド<DC年金>…年率0.2625%(税抜0.25%)
●三菱UFJ 外国債券オープン(確定拠出年金)…年率1.05%(税抜 1.0%)

百五銀行を選んだ理由は、信託報酬が安い「★DIAM外国株式インデックスファンド<DC年金>」1点買いです。

バランスファンドは選びませんでした。
「401kには、期待リターンの高い運用資産を割り当てよ」との考え方からです」。山崎元さんのアドバイスに従いました。

https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/investment/yamazaki/in05_report_yamazaki_20060502.html

年を取ってリタイアが見えてきたら、401kの定期預金かバランスファンドに移そうか、とはもくろんでいます。

上記url、直リンクはだめのようです。
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/investment/in05_report_yamazaki.html
のページから
「第三十回「日本版401k」の効能と使用上の注意 (2006年5月2日)」を選択すると読めます。

いつぞやはOpenOffice.org対応シートありがとうございました。
トラックバック先に書いたように、私は利便性などよりコスト優先で岡三証券を選択です。
「0.06%の差も20年間積もれば1.2%にもなる」という考え方で。

xanaxさん
ラインナップされているファンドの名称さえわかれば、信託報酬などはモーニングスター等の検索で見つけられますよ。
めんどくさいけど。

アルビレオさん
アドバイスありがとうございます。
的確な書き込み、いつも参考にさせていただいています。

そうか、モーニングスターで調べればよかったんですね!
「外国株式インデックスファンド」で検索したら、見てはいけない数字を見つけてしまいました。
最も信託報酬が安いのは
●三井住友・DC外国株式インデックスファンドS…(税込)0.1785 %
あら~、これもノーマークでした。
住友生命で扱っているようですが、
同社のウェブを見ても商品ラインナップが載っていない!

http://www.sumisei-direct.com/dc/qa/qa04.html#%82p%82S%81|%82R
>Q4-3) 運用商品に関する情報はどこで入手できますか。
>A4-3)
>ジャパン・ペンション・ナビゲーター(株)のホームページ
>(http://www.j-pec.co.jp/)にて、運用商品に関する各種情報や
>マーケット情報等を閲覧することができます。

とあるので、そちらのサイトに行ってみたが、
こっちにも載ってない!
いったい商品ラインナップや中身の詳細をウェブ公開できない理由が
わかりません?? 問い合わせてみたら、「その商品は個人型ではなく企業型のみです」というケース、よくあるんですよね。
とりあえず、住友生命に資料請求するしかないか……。とほほ。

>アルビレオさん
TBありがとうございました。あちらにもコメントしましたが、マイセレクション75オンリーでいくのであれば、僕も岡三証券がいいと思います!

>xanaxさん
あいおい損保の信託報酬(留保額)は税込で
●日本株パッシブ...0.5985%
★日本債券パッシブ...0.168%(0.1%)
●外国株パッシブ...0.8295%(0.1%)
★外国債券パッシブ...0.2415%(0.1%)
となっています。株式は平均点かそれよりちょっといいくらい、債券はトップクラスの優等生って感じでしょうか。
#外国債券パッシブの「トヨタアセットDC外国債券インデックス」は
#購入時にも留保額が0.1%必要ですので、ご注意を!

モーニングスター等の検索で見つかった低コストファンドは、残念ながら、ほとんどは個人型では購入できないファンドばかりだと思います。

タロットさん
あいおい損保の詳細教えていただき、ありがとうございます。おしなべて信託報酬が安いですね。
野村との提携で実現した構成にもかかわらず、「野村に比べて格段に優れた商品を提供しており」とおっしゃっていた意味がわかりました。

「三井住友・DC外国株式インデックスファンドS」も企業型かもしれませんね。個人型の利用者がもっと増えて、金融機関がマーケットとして看過できなくなることを望んでいます。

タロットさん。はじめまして
本当に良く確定拠出年金のこと調べられてますね。
私も3社比較してみたのですが、
タロットさんと同じ結論になりました。
あいおいはスイッチングも自由でいろいろできそうなので、
自分なりにがんばってみようと思っています

すぎさん、コメントありがとうございます!

すぎさんもあいおいにされましたか(^^)
自由度の面からいえば、あいおいが一番だと思います。
#コストについては、2番手集団かな?


ところで、某匿名巨大掲示板の情報によると、モーニングスターの「確定拠出年金ファンド・パフォーマンス一覧」というのがダウンロードできるようです。
http://www2.morningstar.co.jp/home/data/pdf/dc343_2006.pdf
よくまとまっている資料だと思います。
ご参考まで。

タロットさん、はじめまして。イニシアティブと申します。
実は、私も最近になって初めて、自分の確定拠出年金について調べるようになりました。
そして、運営管理機関の選択が大事であることや、制度自体の複雑さが理解できました。
勉強って大事ですね。

イニシアティブさん、はじめまして。

おっしゃるとおり、勉強って大切ですよね。僕は比較的早く確定拠出年金に加入したんですが、実は記事で紹介した3社とも後発組で、最初に加入したときにはまだ参入していなかったんですよねー。

今後も、定期的に最新情報をチェックしていくつもりです(^^)

初めまして。
自営を数年しておりながら、今まで国民年金しか払っておらず、国民年金基金のことは知っていましたが、確定拠出年金のことは全然知りませんでした。
それで今勉強中なのですが、検索でこちらにたどり着きました。

年金の比較記事、とても参考になりました。
イートレードがよさげだなあとなんとなく思っていたのですが、やはり調査の手間は惜しんではならないですね。
とてもいい刺激になりました。ありがとうございます。

kitaさん、コメントありがとうございます!

僕は結局、イートレードからあいおいに乗換えたのですが、「新規に個人型401kに加入される」かつ「毎月の積立額が1号の上限(68000円)に近い」という方であれば、最初イートレードで始め、信託報酬の差がイートレードの運管手数料無料のメリットを超えたところで、他社に移管するのが効率的な手法かもしれません。

タロットさん
はじめまして。

何はさておき、↓このニュース、どう見ます?

http://www.sbigroup.co.jp/news/group/2008/0725_b.html

>さっぱり増えない401k個人型ホルダーさん

返事が大変遅くなってしまいました。ごめんなさいm(__)m

SBIとか、スルガとか、個人型401kについては、だんだんと好ましい競争が生まれてきたということは、素直に評価したいと思います。

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